「シンポジウム・台湾はなぜ、アジア初の同性婚を実現できたのか?」開催

にじいろほっかいどうでは、北海道大学高等法政教育研究センターとの共催で、10月9日(月祝)に「シンポジウム・台湾はなぜアジア初の同性婚を実現できたのか?」を開催します!台湾から活動を主導された呂欣潔氏・鄧筑媛氏をお招きして、ご講演いただきます。参加無料!ぜひお越しください!

 

 今年5月24日、台湾司法の最高機関である大法官会議は、同性同士の婚姻を制限してきた現在の民法が違憲であると判断し、台湾は2年以内にアジア初の同性婚が実現することとなりました。同性婚が実現するまでに、台湾ではどのような動きがあったのか。台湾の市民団体で婚姻平等化運動を推進した、呂欣潔氏を札幌にお招きしてご講演いただきます。

 

<日程>2017年10月9日(月祝)     

13時30分〜16時30分(開場13時)

 

<会場>北海道大学 文系総合教育研究棟W202

(札幌市北区北10条西7丁目)  

 

<参加費>無料

 

<内容>

*講演「婚姻平等化への道:台湾の経験から」   

講師 呂欣潔 氏(台湾同志熱線研究員、元立法委員候補者)

通訳 劉霊均 氏(三重大学特任講師)

 

*講演「婚姻平権プラットホームの活動について」   講師 鄧筑媛 氏(婚姻平権プラットホームロビー活動責任者)

通訳 劉霊均 氏  

 

*講演「台湾の同性婚運動に学ぶ」

講師 鈴木 賢(明治大学教授・北海道大学名誉教授)  

 

*鼎談・呂欣潔 氏、鄧筑媛 氏、鈴木 賢

 

<講演者プロフィール>

呂欣潔(ろ・きんけつ) 氏  

台湾婚姻平権プラットホーム呼びかけ人代表、有心カフェ共同創設者、台湾LGBTホットライン研究員、立法委員選挙落選。LGBT運動12年を経て、2015年の立法委員選挙に出馬。LGBTの政治分野での可視化を推進。SOGI平等教育、レズビアンの安全な性行為、同性間のDVなどのテーマにかかわる。目指すところは、台湾で愛する人と家族になり、次世代を養育し、一生を終えること。

 

鄧筑媛(とう・ちくえん)氏  

2013年台湾大学法学研究科修士課程卒業後、尤美女立法院議員秘書となる。2016年台湾大学助手、同時に婚姻平等化運動にかかわる。2017年婚姻平等化法案の国会上程後、正式に婚姻平権プラットホームに参加、フルタイムで立法ロビー活動に従事。

 

鈴木賢(すずき・けん)  

美唄市生まれ、北海道大学名誉教授、明治大学法学部教授(中国法、台湾法専攻)。1989年に同性愛者による当事者団体「札幌ミーティング」の立ち上げに加わり、以後、レインボーマーチ札幌を主催するなど、札幌でLGBTの権利獲得運動。2016年にはドメスティック・パートナー札幌呼びかけ人代表として、札幌パートナーシップ宣誓制度の導入を求める活動。論文「台湾における性的マイノリティ『制度化』の進展と展望」(比較法研究78号)、「アジアで一番乗り、台湾で同性婚実現へ」(法律時報89巻9号)、「法的権利を獲得してゆくLGBT――札幌、台湾での成功」(世界897号)など。

 

<共催>  

コミュニティセンター・にじいろほっかいどう       

科学研究費萌芽研究「台湾•中国におけるLGBT権利保護法制整備への道」(鈴木賢研究代表)       

北海道大学法学研究科附属高等法政教育研究センター

 

<後援> NPO法人北海道レインボー・リソースセンターL-Port

 

<連絡先> コミュニティセンター・にじいろほっかいどう  事務局 国見亮佑       nijiirohokkaido@gmail.com